栃木県 FAXが繋がらない!屋内配線が劣化断線!?トラブル解決に出動!
今回の依頼は、FAX回線のトラブルでFAXが繋がらなくなったというものです。NTTに連絡したところ屋外の保安器までの回線に問題は無いとの回答で、屋外から屋内までのどこかに問題があるようだとの事でした。
配線劣化が原因
訪問して屋外の保安器(Wikipedia参照)を調べると、本来屋外線を使用すべき場所に屋内線が使用されていました。そのため配線の被覆が劣化して、パラパラと剥がれ落ちてしまう状態でした。そのため、劣化部分を交換し復旧しました。※後に依頼者は光回線でひかり電話を使う事にされるとの事で、電話回線(メタル線)は使用しなくなるとの事です。
屋内用の配線を屋外に使用すると、耐候性が無いため配線の被覆の劣化によるショートや心線内部の銅線の錆びによる断線が発生し、回線が不通となってしまいます。屋内線を屋外で使用すると早い場合は1年ほどで劣化してしまいます。これは電話ケーブルに限らずLANケーブルや電気・TVのケーブルにおいても同じです。
トラブル回避方法
今回の様な劣化を避ける最良の方法は、もちろん屋外では屋内線を使わず屋内線を使う事です。しかしながら、保安器の取り付け方や取り付け場所によっては屋外線でも劣化が起こる可能性はあります。
通常、保安器は水分が侵入しないように密閉されていますが、カバーが外れている場合や破損によって内部の接続端部に水分が侵入してしまった場合などに被覆劣化や心線の錆びによるトラブルが発生します。
電柱からの回線引き込み部分を確認して、防水カバーや無くなっていたり保安器が壁から剥がれて外れている等の保安器破損がある場合は、早急にNTTに連絡をして交換を依頼してトラブルを回避しましょう。
※保安器の交換や修理は無償で行ってもらえる場合があります。
ただし、今回の様に屋内線を使用したことによる劣化は発見が難しく、屋内の配線の施工は建築時の業者であるため、残念ながら費用は自己負担となります。
◆今回の工事対応店
配線レスキュー 栃木鹿沼店
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